漢字検定準1級は2級までとどう違う?難易度と気をつけるべきポイント【漢検】

準1級の壁を乗り越えるには?

皆さんこんにちは。

漢字検定準1級ライター・まさちゅーです。

さっそくですが…

漢検においてよく言われるのが

2級と準1級の壁

です。

たしかに、漢字検定2級と準1級には、様々な点において大きな「違い」が存在します。

この「違い」を知らないと準1級の勉強が効率的に進められず、
苦戦する可能性が高まります

かくいう私も、準1級の勉強を始めた頃は、

「2級までとぜんぜん違う!!」

と頭を悩まされたものです…

今回は、

①漢字検定準1級が、2級までとどう違うのか?

②壁を乗り越えるにはどうすれば良いのか?

について、紹介したいと思います。

以前の記事で2級を受けずにいきなり準1級を受ける…いわゆる「飛び級」の是非について
書きました。

2級を受けずに、いきなり準1級に挑戦したい!という方はコチラもご参考になさってください。

2級との違いは3つ!!

漢検準1級と2級までの違いは、主に3つあります。

  • 出題範囲
  • 出題形式
  • 試験会場

それぞれ説明していきます。

違い① 出題範囲

まずは出題範囲の違いについて。

当たり前ですが、漢字検定では級が上がるたびに出題範囲が広がっていきます
出題される漢字が「増えていく」ということです。

2級までの範囲は「常用漢字」

高等学校までに習得する漢字で、新聞やネット記事などあらゆるメディアで日常的に目にする漢字となっています。

一方、準1級では常用漢字の範囲を超えた…いわゆる「非常用漢字」が加わります。

非常用漢字は、日常的にはあまり使われることのない漢字ばかり。

そのため、ニュースや新聞などでは「ひらがな」で表記されるものも少なくありません。

2級までの出題範囲と合わせると、約3,000字

準1級に追加された漢字だけで実に900字近い非常用漢字を学習する必要があります

日常では目にする機会の少ない漢字も多いよ!!

違い② 出題形式

2級と準1級では、出題形式が異なります。

具体的には、

「故事・諺(ことわざ)」「文章題」という分野が新しく加わります。

「故事・諺」はその名の通り、故事成語や諺の文中の漢字を書く問題です。

中国の文書からの出典が多く、聞いたことがない熟語や、見慣れない漢字を問われることも多いです。

「文章題」は、日本の少し古めの文学作品(明治~昭和初期?)が出典となっています。

珍しい読み方の熟語や、非常用漢字の熟語の書き取りなどが出題されます。

歴史的な仮名遣いや、現代だと使われないような文語的な表現が登場し、
はじめの頃は文章を読むこと自体につまづくかもしれません…

この一方で「部首」「同音・同訓異字」「熟語の構成」の大問がなくなります

2級の鬼門である「部首」からの出題がなくなるのは(個人的には)嬉しいポイント!
悪いことばかりではありません。

ちなみに「同音・同訓異字」に関しては「書き取り」の大問内で出題されることがあります。
また、「熟語の構成」の知識を使って解くような問題も登場します。

「部首」が出ないなんて…ラッキー♪

違い③ 試験会場

漢字検定は2002年から「CBT方式」が導入されました。

これはコンピュータを使って試験を受ける形式で、次のようなメリットがあります。

メリット① 好きな日時を指定して受験できる(スケジュールを組みやすい)
メリット② 試験から約10日で結果がわかる(紙だと1ヶ月かかる!!)

しかし、これは7級~2級に限定されています。

つまり準1級に関しては、従来通り年3回、決められた会場での受験が必須となります。

年3回の受験日に合わせて計画的に勉強を進める必要があるんですよね。

個人的には、このことが準1級の合格率を下げてる一番の要因だと思っています。

落ちたら次は4ヶ月後… ぜひとも一発で受かりたい!!

壁を乗り越えるには?

2級までとの違いがわかったところで、次は「壁」を乗り越える方法について
少し紹介してみようと思います。

ポイントは次の2つ!!

  • 大問ごとの特徴を知る
  • 優先度を決めて勉強を進める

それぞれ見ていきましょう。

ポイント① 大問ごとの特徴を知る

先述の通り、準1級と2級では出題形式が異なります。

つまりこれは、準1級の出題形式に合わせた勉強をする必要があるということです。

例えば、定番の「書き取り」と「読み」の問題について。

準1級は、「書き」よりも「読み」のほうが難しいです。(個人の感想)

配当漢字の中には、昔の道具の名前や建築用語といった、聞き慣れない「読み」の漢字が多く登場します。
漢字を知らないと、予測することすら難しいのが読み問題の難しいところ。

しかし、これは

「読みの難しい漢字が問われやすい」ということです。

問題集を解き進めていると、わかるのが

「読みで出題される漢字」と「書き取りで出題される漢字」は異なる

ということ。

ここを感覚的に理解できると、一気に効率よく勉強できるようになります。

同じように、「対義語・類義語」で出題されやすい熟語や、
「文章題」でよく問われる読み方など、それぞれの大問には特徴があったりします。

このことを意識しながら学習を進めることで、より生きる知識を身につけることができるでしょう。

ポイント② 優先度を決めて勉強する

準1級は、2級と違い1年で3回しか実施されていません。

受験日に向けて計画的に勉強することがより重要になります。

そこで大切なのが、「優先度」を決めて対策をしていくこと!

漢検準1級では、重点的に学習した方が良い大問と、そこまで重要ではない大問が
明確に存在しています。

漢検準1級の合格において最も重要な大問は…

ズバリ、四字熟語!!

コレがなぜかと言うと、

ひとつは配点の大きさにあります。

各大問の配点は以下のとおりです↓

  • 読み 30点
  • 読み(表外) 10点
  • 読み(熟語/訓) 10点
  • 共通の漢字 10点
  • 書き取り 40点
  • 誤字訂正 10点
  • 四字熟語 30点
  • 対義語・類義語 20点
  • 故事・諺 20点
  • 文章題 20点

四字熟語は、「書き取り」や「読み」と並び配点の高い大問です。

さらに、四字熟語は出題範囲が決まっているため対策しやすいんですよね。
言ってしまえば、配当の四字熟語を全部覚えればほぼ確実に30点が確保できるので…

また、四字熟語は故事由来のものが多いです。

四字熟語の対策で学んだ熟語が「故事・諺」の大問で出題されたり「文章題」の中で問われたり…

つまり、別の大問の対策にも直結する、というわけです。

受験まであまり時間がない!という方は積極的に四字熟語の対策を行っていきましょう

ちなみに優先度の低い大問は「共通の漢字」「誤字訂正」です。

理由は単純… 配点が低いからです。

また、この2題は、近年特に難化傾向にあります

合格者でも5問中2問しか正答できない、なんてことがザラにあります。

逆に言うと、これらの大問は落としても合格には対して影響がない、ということです。

もちろん対策することは大切ですが、あまりこだわり過ぎるのはオススメしません。

これらのポイントを抑えて、効率的な対策を行うことが「壁」を突破する近道だと思います。

まとめ

今回は、漢字検定準1級と2級までの違いについて紹介しました。

準1級は、確かに2級までと比べると少し難しく感じるかもしれません。

勉強を始めたばかりの頃は、とりわけその「壁」が高く感じることでしょう。

しかし、特徴を捉え効率的に対策を行うことで、きっと合格がグッと現実的なものになっていくはずです。

この記事が 準1級取得を目指すみなさんの手助けになればと思います。

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